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中伊豆・木工芸の3つの工房 『Kina』 『マツモト工作室』 『ありしろ道具店』

工房内のギャラリーに作品が並ぶ

工房内のギャラリーに作品が並ぶ

3人の木工作家さんがシェアしている、中伊豆(伊豆市城)にある工房をご紹介します。

この工房は、以前はNPO団体が地元の森林から切り出した間伐材を使って器などを作る作業所として使っていましたが、そのNPO団体の解散後は、3人の作家さんがこの地に残り、それぞれ仕事をされています。 

 

皆さんはそのNPO団体に所属していたころに、九州より招聘された木工ろくろの先生から木工技術を学び、2011年のNPO団体の解散と同時に木工作家として独立されました。

 

『Kina』さん、『マツモト工作室』さん、『ありしろ道具店』さんです。

 

こちらの工房で作っている木工作品のほとんどは、食にまつわる器で、お皿・お盆・しゃもじ・ヘラ・カトラリーなど。

器を作る作業手順を見せてもらいましたが、生木の状態から器ができるまでは、なんと数ヶ月(!)もかかるそうです。

 

木の器は、手に取れば手になじみ、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく食べられる保温性の高い器です。

木の器がひとつあるだけでも、食卓を優しく彩り、テーブルの上にあたたかさを感じさせてくれます。

木の器の製造工程

木工ろくろはアタッチメントにより使い方いろいろ

木工ろくろはアタッチメントにより使い方いろいろ

ある程度の形に削り出した後、何か月も乾燥させます

ある程度の形に削り出した後、何か月も乾燥させます

塗装後乾燥中。このあと水研ぎと塗装を数度繰り返す

塗装後乾燥中。このあと水研ぎと塗装を数度繰り返す

切られた生木を乾燥させ、ある程度の形に削り出した後、3か月~半年程度乾燥させ、木工ろくろなどを使って器の形に仕上げた後、安全性の高いウレタン塗装→乾燥したら水研ぎ→塗装→水研ぎ・・・を数回繰り返し、乾燥させて、やっと完成となります。

 

木の器は、想像以上に手間がかかるんですね。

 

使っている木材は、スギやヒノキなどの地元の間伐材や風倒木を使っていますが、「庭の木を切ったから持ってきたよ」と、ご近所の方からいただいたり、造園屋さんからいただいたり、その時手に入った様々な木種を使っています。

木種によって扱い方もそれぞれなので、ひとつひとつ気を使うそうです。

 

搬出費用の高さから、間伐材の利用方法は多くはないのですが、こうやって少しずつでも間伐材が木の器に生まれ変わって活用されるのは、とても素晴らしい事ですね。

Wood Kitchen Style 『Kina』

『Kina』の菊池奈美さんは、伊豆市に来る前は全く木工経験がなかったのですが、前に所属していたNPO団体が出した『木工職人募集』の雑誌の記事を見て、「これだ!」と、応募したのだそうです。

 

工房の横にあるギャラリーには、3人の作家さんの作品が並んでいますが、 どれも同じように見えていた木の器をしばらく見ていると「この器はKinaさんかな?こっちは…」と、何となく作った方がわかるようになってきます(本当に何となくですが…)

Kinaさんの作る器は、ほっこりあたたかく、作り手の人柄を感じます。

落ち着いた艶消しの器を見ていると、素材の木の種類によって、色や風合いなども違い、同じ形のお皿でもひとつひとつ表情が違うので、「この器には、こんな風にサラダを盛り付けよう」「この器で温かいシチューをたべたい」と夢想して、どれも欲しくなってしまいます。

 

はじめて木の食器に挑戦する方は、まずはカトラリーや、木べらから使ってみるのもいいかもしれません。

かくいう、観光交流スタッフの私も、Kinaさんの木べらを使っています。

木工ろくろを指導してくださった先生が考案した、手芸のしるし付けヘラからヒントを得たというこのヘラは、使いやすいのはもちろんですが、我が家では特にミートソースを作るときにこの形が大活躍してくれています。

左利き用もありますので、このヘラは個人的にとてもオススメです。

素材の木種によって色が違う 木のフォーク

素材の木種によって色が違う 木のフォーク

手芸のしるし付けヘラの形を参考に作られた木べら

手芸のしるし付けヘラの形を参考に作られた木べら

『マツモト工作室』

作るのにとても苦労するという、ゆがんだフォルムの茶碗

作るのにとても苦労するという、ゆがんだフォルムの茶碗

『マツモト工作室』の松本克也さんは、3人の中で一番若く、作品からは「新しいものに挑戦したい」という気持ちが伝わってきます。

 

特にそれを感じるのは、“ゆがんだ茶碗”(左の写真)です。

本来なら、乾燥させた木材を加工するところを、水分を多く含んだ生木の状態で加工してから乾燥させるという方法で作っているのですが、水分を含んで柔らかいので、厚みを均一に加工するのが本当に難しいのだそうです。

何度か失敗を繰り返した末に作り出された、この“ゆがんだ茶碗”のフォルムはとても美しく、繊細かつ力強い雰囲気を持っています。

 

食器の他にも、結婚式の引き出物として人気の『掛け時計』や『フォトフレーム』なども手がけていますが、シンプルなのに印象的で、松本さんの持つ強い個性を感じます。

 

イベント出店の他に、年に1度、函南町のギャラリーで個展を開いていますが、心待ちにしているファンも多く、「毎年少しずつ揃えているんです」というお客様もいらっしゃいます。

掛け時計は、結婚式の引き出物としても人気

掛け時計は、結婚式の引き出物としても人気

お客様の要望で作った『デザートスプーン』

お客様の要望で作った『デザートスプーン』

『ありしろ道具店』

ありしろ道具店製の、カフェ『茶気茶気』のお盆

ありしろ道具店製の、カフェ『茶気茶気』のお盆

『ありしろ道具店』の有城利博さんは、伊豆に来る前は新潟で家具作りをされていたそうです。

 

ギャラリーに置いてある『ありしろ道具店』さんの作品の数は、あまり多くはありません。

 

ありしろ道具店さんは、お客様から直接「こんなものを作ってほしい」という要望をうけてから作ることがほとんどだそうです。

注文してくださるのは口コミで知ったお客様や、『修善寺手づくり市in修禅寺』などのイベントや『木のスプーン作り』ワークショップに来て下さったお客様などです。

ヒメシャラの表皮を生かした美しいフォルムの舟形椀

ヒメシャラの表皮を生かした美しいフォルムの舟形椀

伊豆市吉奈に新しくオープンしたカフェ『茶気茶気』さんで使われている、木のお盆とコーヒースプーンは、ありしろ道具店さんが手がけたものです。

オーナーがワークショップやイベントでありしろ道具店さんのことを知り、カフェをオープンするに当たり注文してくださったのだそうです。

 

ありしろ道具店さんの作品を見ていると、『凛』という言葉が浮かんできます。

右の写真のヒメシャラの舟形椀は、ヒメシャラの表皮の特徴を生かし、和船を思わせるような丸みを帯びたフォルムで美しくひきしまっています。

木のスプーン作りワークショップ(体験型講座)

世界に一つだけのオリジナルスプーンを作れます

世界に一つだけのオリジナルスプーンを作れます

ありしろ道具店さんでは、木工芸品の製造販売の他に、『木のスプーン作り体験』のワークショップを開催しています。

小刀を使ってスプーンを削り出し、『世界に一つだけのスプーン』を自分で作ることができます。

 

小学生から大人までが楽しめます(小学生は保護者の付き添いが必要)ので、ご家族やお友達のグループで作ってみてはいかがでしょうか?※日程調整・材料準備などがありますので、事前予約が必要です。

 

 【木のスプーン作りの予約・お問い合わせ】

 『ありしろ道具店』 

[電話]0558-83-2607

[E-MAIL]arishiro@aridougu.com

お問合せ

工房・ギャラリー

工房・ギャラリー

『Kina』

【電話】0558-83-1732

【E-MAIL】woodworks_kina@ybb.ne.jp

 

『マツモト工作室』

【電話】080-4326-8863

【E-MAIL】matsumoto_kss@yahoo.co.jp

 

『ありしろ道具店』

【電話】0558-83-2607

【E-MAIL】arishiro@aridougu.com

 

共通

【住所】〒410-2503 静岡県伊豆市城22

ギャラリー『カルノ造舟』(修善寺温泉街)でも、3人の作品を販売しています

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