今年で第4回を迎えた伊豆半島一周サイクリングは、平成29年10月14日(土)~15日(日)の1泊2日で行なわれました。
あいにくの雨の2日間でしたが、10代~70代の参加者約120人が参加し、伊豆半島を反時計回りに一周しました。
1日目コース(エイドステーション・休憩ポイント)
スタート・日本サイクルスポーツセンター[伊豆市]~神島橋エイド[伊豆の国市]~西浦江梨駐車場休憩所[沼津市]~出逢い岬休憩所[沼津市]~戸田漁港エイド[沼津市]~土肥金山エイド[伊豆市]~堂ヶ島エイド[西伊豆町]~松崎町営民芸館(昼食会場)[松崎町]~雲見海岸エイド[松崎町]~妻良漁港休憩所[南伊豆町]~下賀茂温泉湯の花エイド[南伊豆町]~ゴール・道の駅開国下田みなと[下田市]
宿泊:下田市
2日目コース(エイドステーション・休憩ポイント)
スタート・道の駅開国下田みなと[下田市]~河津桜観光交流館エイド[河津町]~東伊豆町保健福祉センターエイド[東伊豆町]~さくらの里(昼食会場)[伊東市]~ゴール・日本サイクルスポーツセンター[伊豆市]
日本サイクルスポーツセンターのフットサル場(旧ゆーサロン前)で受付を開始。
荷物を預け、ヘルメットと車体に貼付するゼッケンを受け取ります。
今回、NHKで放送中のサイクリスト応援番組『チャリダー★』の取材が入り、出演者の皆さんと一緒に走ることになりました。
伊豆半島一周サイクリングはレースではなくサイクリングイベントなので、安全な距離を保って走行できるよう、一斉にスタートせず数名ずつブリーフィングを行なった後にスタートしていきました。
伊豆の国市の神島橋エイドステーションでは、伊豆長岡温泉の名物・温泉まんじゅうのおもてなしがありました。
ここで糖分を補給してから西へ向かい、伊豆半島の西海岸を目指します。
沼津市の西浦江梨駐車場の休憩所では、高校生の皆さんがバナナを配ってくれました。
ご協力ありがとうございました。
大瀬崎が望める景勝地である出逢い岬休憩所では、あいにくの雨でせっかくの景色も霞んでいました。
沼津市の西浦から戸田漁港までは、坂もきつく、道もよくない上に雨も強くなっており、1日目の最初の難所でした。
沼津市・戸田漁港エイドステーションでは、おもてなし品として西浦みかんやお水のほか、特産の戸田塩を使った塩パンと、同じく特産の橘(たちばな)を使ったマーマレードが供され、橘のジャムは他にはないので「これはどこで買えますか?」など、参加者からの問い合わせがあるほど好評でした。
戸田漁港から土肥金山までは、引き続きカーブやアップダウンが多いルートでした。
土肥金山では、純金箔入りのお茶と、甘夏シロップをかけた蒸しパンのおもてなしがありました。土肥特製の甘夏シロップをかけた蒸しパンは、しっとりとして甘酸っぱく、蒸しパンなのにパサつかないので、補給にぴったりの味でした。糖分と水分を補給したら、ここから西伊豆町を経由し、昼食会場の松崎町に向かいます。
昼食会場は、松崎町の長八美術館のとなり『民芸館カサエストレリータ』でした。
昼食は、桜葉を巻いたチーズハンバーグや黒米ごはんなどの伊豆食材をふんだんに使ったお弁当と、温かい西伊豆名物の塩かつおうどんをその場で提供していただき、雨で冷えた体を温めることができました。
雲見海岸エイドステーションでは、近くに海を眺めながら入れる足湯がありました。先を急いでいた参加者は今回は足湯をあきらめ「次に伊豆に来た時に絶対入りたい!」と話していました。
道の駅下賀茂温泉湯の花エイドステーションでは、南伊豆町名物のメロンを使ったメロン最中と、その場で突いてくれた、ところてんを提供してもらいました。多くの参加者がメロン最中を気に入り、2つ目をもらう人もいました。
このエイドステーションを16時に通過できない参加者は、時間制限オーバーとなるため、ここで1日目リタイヤとなってしまいます。今回は悪天候だったことも考慮して、事務局より制限時間を30分伸ばす判断がされましたが、残念ながら10数名がリタイヤとなってしまいました。
いよいよこの次はゴールの開国下田みなとです。
2日目は1日目よりも雨量が多く、2日目は棄権する参加者や、空の様子を見ながらスタートする参加者もいました。
しかしほとんどの参加者は、チャリダー★の出演者の皆さんとともに「がんばるぞー!」と気合を入れ、雨の中スタートしていきました。
早春には河津桜が満開になる河津川のほとりにある河津桜観光交流館エイドステーションでは、懐かしい味の小麦まんじゅうが提供されました。蒸したばかりでまだ温かかったので、参加者も嬉しそうに頬張っていました。
しかし、雨は止むことがなかったため、手袋やウェアがびしょびしょのままで、エイドを出発していました。
ここのエイドステーションでは、昨年も大好評だった『稲取キンメのお味噌汁』がふるまわれました。
雨で冷えた体に染み渡る美味しさで、ここのエイドステーションではゆっくりと休憩する参加者が多かったです。
また、休憩中にチャリダー★に出演の筧五郎さんに、参加者がアドバイスをもらう場面もありました。
さくらの里エイドステーションはは標高が高いうえに雨が強くなってしまい、非常に寒い昼食会場になってしまいました。
お弁当のほかに、イノシシとシカをつかったソーセージ『猪鹿腸』などジビエや、伊東の温泉まんじゅうなどがふるまわれました。
ただ、非常に寒かったため、ゆっくり休めず早々に出発する参加者も多くみられました。
このエイドを出ると、次はいよいよゴールの日本サイクルスポーツセンターです。
2日間合計200㎞、獲得標高3,700mの伊豆半島一周サイクリングのゴールは、日本サイクルスポーツセンターの伊豆ベロドロームでした。
参加者120人のうち、2日間の悪天候の中100人もの皆さんが完走しました。
ゴール後は完走証明書を受け取り、着替えや片づけを済ませた後、イノシシ肉をたっぷり使ったシシ汁や、熱海市・函南町・三島市のおもてなし品を頂きました。
雨天という悪い条件でしたが、走破した皆さん大変お疲れさまでした。
そして、おもてなしをしてくださった13市町の皆さんもありがとうございました。
参加者の皆様、今後も伊豆市を自転車で訪れて下さるのをお待ちしています!