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巡る・歩く(65件)

大見城跡

大見城跡(城山頂上)からの展望
大見城跡(城山頂上)からの展望

この地は古くから『城ケ平(しろがたいら)』と言われ、大見小藤太の居城があったところから名付けられたものです。
 城の作られた時代については、はっきりとしていませんが平安時代の末の十二世紀ごろと言われています。城を築いたのは、大見平三家政か、その子の大見小藤太成家と推定されています。
また、古くから山下一帯を「根小屋(ねごや)」と総称しています。
 大見城は旧中伊豆町のやや北部、大見川と柳瀬川の合流地点にあって、『城山(じょうやま)』と呼ばれている標高210mの山頂に築かれた戦国時代の山城です。大見城の頂上は南北約20m、東西約15mの平らな地形があり、ここが本曲輪です。

 本曲輪を目指して下から登っていくと、所々に大小の平場や空堀跡、土橋等の遺構が残っています。これは、曲輪・帯曲輪と言われるもので、敵の侵入を防ぐ施設です。山の尾根を幅約8mに掘った堀や、山の斜面には縦に長く溝のような堀が見られ、これも敵の侵入を防ぐ施設です。

これらの施設の一部には諏訪神社を他所から移すとき、北曲輪の遺構が破壊されましたが、城全体の遺構は見ることができます。

城山山頂の本曲輪跡
城山山頂の本曲輪跡
城山にある諏訪神社
城山にある諏訪神社
竪堀跡
竪堀跡
虎口(こぐち)
虎口(こぐち)
大見城跡の入り口(諏訪神社の鳥居)
大見城跡の入り口(諏訪神社の鳥居)

大見城址公園

大見の郷「季多楽(きたら)」の駐車場にある大見城址公園案内図
大見の郷「季多楽(きたら)」の駐車場にある大見城址公園案内図

 近年、県道が城域の裾を通ることになり、平成8年に予定地が発掘調査されました。その結果、縄文時代の遺物と中近世の遺構・遺物が出土しました。

大見城は、平安時代末に大見氏によって築城されましたが、戦国時代に伊豆を支配した北条氏の下で更に整備され、小規模ですが優れた縄張りをもつ中世山城であったと評価されています。

 現在は「大見城址公園」として整備され、伊豆市の文化財にも指定されています。当時は周辺より攻めてくる敵を見渡せるようにと、山肌には木を植えていなかったため、本曲輪周辺の木を伐採しているので、当時の様子を想像し、散策を楽しむことができます。空気の澄んだ晴れた日には富士山を見られることも。※時期により、本曲輪や歩道が草で覆われている事がございます。ご注意ください。

本曲輪跡からは富士山が望める
本曲輪跡からは富士山が望める
腰曲輪
腰曲輪
二の曲輪
二の曲輪
切岸
切岸

大見城址公園

料金  入園無料
所在地   静岡県伊豆市柳瀬356
電話番号  0558-83-2636(伊豆市観光協会中伊豆支部)
URL  https://oominosato.com/miru/spot/
駐車場の有無  大見の郷 季多楽の駐車場をご利用下さい
大見の郷季多楽 営業時間  9:00~16:00(大見の郷 季多楽の営業時間外は駐車場を閉鎖します)
備考

時期により、本曲輪までの歩道が草で隠れていることがあります。お越しの際には十分ご注意ください。また、虫除けにも留意しましょう。

山道と変わらないところもありますので、トレッキングポールを利用したり、長袖・長ズボンなどの服装、靴は滑りにくいものがおすすめです。

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