江戸時代の技が息づく!伊豆・修善寺で生まれ変わった『大森細工』
伊豆市ブランド『AMAGIFT(アマギフト)』に、新たな伝統工芸品が加わりました。
修善寺温泉に工房を構える「民藝麦わらの店 晨(あした)」が手がける「大森細工」の『むぎだま』です。
大森細工は江戸時代から続く麦わら細工の伝統技法で、その精巧な作品は江戸土産として人気を博していました。しかし、時代の流れとともに衰退し、その技術は途絶えかけていました。
そんな大森細工を、伊豆の地でよみがえらせたのが、晨の母娘です。
東京で大森細工を手がけていた職人の技術を受け継ぎ、試行錯誤の末に、見事に大森細工の技法を復元しました。
晨の工房では、大森細工のほかにも、麦わらを編み込む「編み細工」や、小箱に模様を張り込む「張り細工」など、様々な麦わら細工を制作しています。
特に、AMAGIFTに仲間入りした『むぎたま』は、大森細工の編み技術を駆使した、美しい球体型の作品です。
大森細工の技術は、伊豆という新たな土地で、そして母から娘へと、世代を超えて受け継がれています。
晨の母娘は、ウクライナの女性職人とも交流し、世界に向けて大森細工の魅力を発信しています。
伊豆を訪れた際は、ぜひ修善寺の晨に足を運んで、大森細工の繊細な美しさを体験してみてください。
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