『またね自然学校』は、静岡県伊豆市にある環境教育施設です。
またね自然学校では、インタープリテーションという手法を用いて、自然体験を通して自然・文化・歴史などさまざまな背景を知り、生きる上で大切なことを発見するきっかけづくりや、「生きる力」を育む活動をしています。
インタープリテーションとは、単に知識そのものを伝えるだけではなく、ものごとの背後にある意味や関わりを共に考えたり問いかけたりすることで、気づきや発見を促し、ものごとの裏側にある大切なメッセージを伝えるという技術です。

「四季を感じ楽しむ、日本文化に根ざした豊かな暮らしのお裾分け」を理念に掲げ、
猟師や木こり、鹿皮職人としても活動しているスタッフとともに、狩猟体験、木こり体験、クラフト体験、子どもキャンプ（またねっ子合宿）など、地域の自然体験に基づいた主催プログラムを幅広く実施しています。

また、ボランティアの方々と共に山奥を開拓し環境教育施設を作り上げ、現在も月に一度行なっている『村づくりボランティア』、手作りの品を持ち寄り、地域の方との交流の場にもなっている『ぶつぶつ交換会』など、人と人とのつながりを大切に、地域の暮らしに根ざした活動も行なっています。

さまざまな体験を通して、他者と関わり合い、命と向き合うことで、ふと立ちどまり自分自身を振り返った時に、現代の生活の中では見落としがちな身近な幸せに気づいたり、「生きるということ」や「生きる上で大切なこと」を再発見できるきっかけになるような場づくりをしています。