大見小藤太成家(おおみ ことうた しげいえ)の墓

大見小藤太成家は、この地の豪族大見氏の一族で、伊東氏の一族の工藤氏の家臣。
伊東祐親と工藤祐経の所領争いのため主命に殉じた武将です。
工藤祐経は、京に出仕している間に伊東の庄を祐親に奪われてしまい、所領を取り返そうと、大見小藤太と八幡三郎行氏に祐親暗殺を命じました。
襲撃は失敗し、その子河津三郎祐泰の命を奪ってしまった2人は、祐親の次男祐清の軍勢に討ち取られてしまいました。
この事件が発端となった曽我兄弟の仇討は日本三代仇討のひとつとして有名です。
小藤太の居館跡は現在の實成寺で、また城は柳瀬の神社付近一帯で空濠や城ヶ平などの地名により往時を偲ぶことができます。
墓は、鎌倉時代のものですが、塔身は明和5年(1768)に補修され、柳瀬地区の馬場橋付近の路傍にあります。

基本情報

住所
〒410-2507 静岡県伊豆市冷川484付近
駐車場の有無
駐車場 (有料・無料)
無料
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