子宝、子どもの病気、学業、夜泣きやおねしょ、母乳の悩みなど、「何日までに」と、日を切って祈願すると成就すると言われている日切地蔵尊。
江戸時代中期の安永年間(1772年~1780年)に、この地に疫病が流行し多くの子どもが亡くなったため、その慰霊と、子どもたちが無事に育つ事を願い、お堂が建てられたといわれています。
現在のお堂は昭和58年(1983年)に建立され、境内には相撲の土俵と、祈願成就し奉納された小さな地蔵尊がいくつも並んでいます。この地蔵尊を1体借りて自宅に祀って子宝を祈願し、成就したら返納し「おはたし」として、晒布の幟(のぼり)や布の乳房型、あるいは小さな地蔵尊を奉納する習わしがあります。
お堂内には、全国各地からお礼参りに訪れた、祈願成就のおはたしの幟がいくつも掛けられています。
毎月23日が縁日で、特に3月と8月は盛大に行われ参拝者にお団子が配られます。
8月23日は地元の子どもたちによる相撲大会が催され賑わいます。(※コロナ禍により休止中 令和4年現在)