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巡る・歩く

【伊豆市の名滝】穴場的癒しスポットの『旭滝』は火山からの贈り物!

旭滝は、伊豆市の穴場的癒しスポットです

森の中を流れる落差105ⅿの旭滝
森の中を流れる落差105ⅿの旭滝
旭滝は、落ち口から滝壷まで一気に落下する滝ではなく、岩肌の上を水が滑るように落ちる、いわゆる『渓流滝』です。
 
伊豆市には大きな滝としては他にも、歌で有名になった『浄蓮の滝』などがありますが、毎年たくさんの観光客が訪れる浄蓮の滝と比べると、旭滝はとてもひっそりしています。
 
つまり、穴場的癒しスポットなんです!
 
 旭滝は狭い谷間にあり、周りを木々で覆われているので、夏でも涼しく避暑にもぴったり。また、例年12月上旬ごろには大変美しい紅葉を見ることができる場所でもあります。
休憩できる東屋や、バリアフリートイレも設置されており、滝の下まで車いすやベビーカーで行くことができます。
 
滝の前は、いまは廃宗となった普化宗(編み笠をかぶり尺八を吹奏しながら行脚する虚無僧の宗派)の寺・瀧源寺の境内があったそうで、遊歩道の途中には虚無僧の墓標である卵搭が残されています。
尺八本曲『滝落』は、ここで作られた尺八の名曲として、現在でもさかんに吹奏されています。
 
紅葉の時期には赤や黄色に彩られる
紅葉の時期には赤や黄色に彩られる
遊歩道が整備され、滝の近くまで行けます!
遊歩道が整備され、滝の近くまで行けます!

旭滝の表面の岩肌は、実は火山の根

整列した『節理』が美しい岩肌
整列した『節理』が美しい岩肌

わたくし観光交流スタッフが初めて旭滝を見たときは、石垣を積んだような岩肌に「この滝は人工物なんだ」とおもってしまいました。

 

しかし、これが自然にできたものだと知った時には、大地のパワーの雄大さにとても驚きました。

 

この石垣を積んだような岩は『柱状節理(ちゅうじょうせつり)』と呼ばれるもので、火山のマグマが急激に冷やされて出来たもの。

前から見ると蜂の巣のような形ですが、横から見ると柱状になっています。

 

こちら旭滝は伊豆半島ジオパークジオサイトに指定されています。

滝の前には『柱状節理』のでき方の説明が
滝の前には『柱状節理』のでき方の説明が
横から見ると岩が柱状になっているのがわかります
横から見ると岩が柱状になっているのがわかります
瀧源寺跡に建つ卵搭(虚無僧の墓標)
瀧源寺跡に建つ卵搭(虚無僧の墓標)
旭滝周辺は遊歩道のほかにトイレや東屋などが整備されています
旭滝周辺は遊歩道のほかにトイレや東屋などが整備されています

旭滝の入り口には、パワースポット大平神社があります

旭滝入り口の大平神社
旭滝入り口の大平神社
龍泉寺の旭滝大仏
龍泉寺の旭滝大仏

旭滝の入り口には、『高皇産霊神(タカミムスビノカミ)』がお祀りされている『大平(おおだいら)神社』があります。

『高皇産霊神(タカミムスビノカミ)』は、天地を生成する力を持つ神様なので、大地の力によって生成された旭滝のそばに建立されているのが納得できます。

 

また、大平神社の向かいには『龍泉寺』があり、境内には旭滝大仏も鎮座しています。

滝のそばには遊歩道も整備されているので、観光の帰りにちょっと寄り道してみるのもオススメです。 

大平神社の前に、5台分の乗用車駐車スペースがありますので、こちらを利用してください。

旭滝

旭滝へは国道136号から『旭滝口』信号から入ります
旭滝へは国道136号から『旭滝口』信号から入ります

【所在地】〒410-2415伊豆市大平
【電話番号】0558-72-2501(伊豆市観光協会修善寺支部)
【アクセス】

[車で]東名沼津IC~伊豆縦貫道~伊豆中央道~修善寺道路~天城北道路・大平IC~国道136号線旭滝入口信号(大平公民館)を右折し、200m

[バスで]伊豆箱根鉄道修善寺駅からバス(4番・5番のりば)乗車約10分、旭滝口バス停下車徒歩4分

大平神社となり

【備考】駐車場5台 ユニバーサルトイレ有

※大型バスでお越しの際には、駐車場をご案内いたしますので事前に伊豆市役所観光商工課[電話0558-72-9911]までご連絡ください。

旭滝・大平神社の場所

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