第6回伊豆市を彩る(色撮る)写真コンテスト2015の審査結果を、審査員長の選評とともにご紹介します。
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作品名 : 巨大なマシュマロの上で
色 : 白
撮影者 : 黒田 敏夫
撮影地 : サイクルスポーツセンター
審査員長選評 :
フワフワドーム(サイクルスポーツセンター内に新設の遊具)で興じる子供達をバランスよく、且つ、リズミカルに表現されました。純白のドームに映る影が効果を発し、柔らかさ浮遊感が伝わります。
作品名 : 落葉
色 : 紅
撮影者 : 松下 博
撮影地 : 滑沢渓谷
審査員長選評 :
清流が長年月をかけて形成した滑沢渓谷の景観的特徴と秋の深まりを、無駄のないフレーミングで叙情豊かに表現されました。
秋の雨に打たれ艶を増した岩肌と濡れ光る落ち葉の質感がとてもリアルに描写されています。
作品名 : 天までとどけ
色 : 青
撮影者 : 望月 政子
撮影地 : サイクルスポーツセンター
審査員長選評 :
溌剌とした少年達の息遣いや歓声が漏れてきそうな壮快な作品です。画面ではその全容が分かりませんが、左右と下部を裁ち落としたアングルから、壮大なジャングルジムのようです。
雲が流れる青空が少年たちの元気を一層盛り上げました。
作品名 : 竹林
色 : 緑
撮影者 : 森田 まさ子
撮影地 : 修善寺
審査員長選評 :
目にも爽やかな初夏の風が吹き抜けるような清々しさが伝わります。画面中央のやや左から漏れる物柔らかな日差しが程よく竹叢を明るめ、剥がれかけた竹皮が当歳の季節を盛っています。
カメラ位置を左に僅か寄せると照明器具が隠れ、よりスッキリします。
作品名 : 寄り添う
色 : 黄金
撮影者 : 朝香 訓年
撮影地 : 土肥海岸
審査員長選評 :
駿河湾の彼方に落ちゆく夕陽を望む、カップルの親密さが覗われる画面バランスのよいスナップです。露光をもう一息明るく(プリントから+0.7EV補正)すると海面と左上部の半島が認められ情感がさらに増したでしょう。
作品名 : 富士遠望
色 : 白
撮影者 : 渡辺 信孝
撮影地 : 八木沢
審査員長選評 :
土肥八木沢海岸での光景でしょうか。使用レンズの画角(写り込み範囲)を充分に活かした巧みなフレーミングで、波に洗われる磯と富士山を対比して、遠近と緊張を生んでいます。
作品名 : 竹林
色 : 白
撮影者 : 三ツ井 道代
撮影地 : 修善寺
審査員長選評 :
多くの行楽客が憩う修善寺温泉竹林の小径の広縁をモチーフに、それぞれの寛ぎ感を上手く引き出しています。レンズに迫るような竹節のインパクトとほっこりした人々の背中のまろみが何とも味わいです。
作品名 : 雪月風花
色 : 白
撮影者 : 鈴木 美喜男
撮影地 : 西天城
審査員長選評 :
絶好のカメラポジションを得られたことが、この素晴らしい情景に結び付きました。伊豆山稜線歩道からの撮影と思いますがブナを主とした広葉樹とスギなどの針葉樹からなる、天城特有の混交林の冬期の厳しく美しい姿を如実に示しています。
作品名 : 青空にフライト
色 : 青
撮影者 : 飯田 忠雄
撮影地 : 仁科峠
審査員長選評 :
吹き上げる風を一杯に張らみ膨らんだパラグライダーが正に、柴原から浮き上がる寸前の緊迫が画面から伝わります。明快で深みのある発色と相俟って、空中に舞い上がらんとする動感を的確に表現されました。
作品名 : 夕暮れの浜辺
色 : 紅
撮影者 : 山内 健
撮影地 : 土肥海岸
審査員長選評 :
土肥港での落日でしょうか。夕陽に帯状に掛かる雲間から漏れる光芒と浜へ一直線に伸びる輝きが相乗して、名状しがたい瞬間を演出しました。
只々、見入るばかりの二人の感激が画面に投映しています。
第6回伊豆市を彩る(色撮る)写真コンテスト入賞作品【長口宮吉賞1点&各大賞9点】および【協賛賞9点】は、下の関連情報のリンクを参照してください。