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伊豆のいいコト・いいモノを完全な独自目線でしたためる「いずタビPickUp!レポ」~修善寺レンタル着物・浴衣編~

「いずタビPickUp!」伊豆市の体験や特産品を購入できるサイトです。
https://kanko.city.izu.shizuoka.jp/booking/?category=1
「いずタビPickUp!レポ」では、こちらに掲載されているところに足をはこび、感じたこと体験したことをしたためます。
(体験は事前予約が必要ですので上記サイトをご確認ください。)

修善寺温泉の風景をつくる着物

修善寺温泉
街ナビゆるり

温泉場というのは不思議なもので「あ、ここが温泉場か」と町の空気が教えてくれる。修善寺温泉とはまさにそういう場所だ。そのはじまりを感じさせる場所にある1つが「街ナビゆるり」という店で、この店に入れば、ここから先の旅は、修善寺温泉の風景をつくる主人公となってスタートすることを意味する。そうここは浴衣と着物を着つけてくれる修善寺温泉のクローゼットだ。

伊豆に住むモロウ夫婦

伊豆に住むモロウ夫婦は今日デートと言っても過言ではないだろう。フランス人の旦那様で、結婚式は和装ではなかった。だから2人で着物を着るのは今日が初めてだ。いや、着物だけが初めてではない。今日1日は初めて尽くしの修善寺デートだ。

着物を選ぶというのはその人そのものだと思い知った。最初に視線がいく「色」「柄」。特徴的なものもあれば静かなものもある。比較する基準も、相談しあう姿も、そこに“その人”が現れる。着物の次は帯、そしてじゅばんの半衿の色を決めていく。「着物を着た」という状態になるまでに何パターンもの選ぶ楽しみを経ていくのだ。「似合うよ」という言葉や「どっちがいいかな」と言葉を交わしながら、2人で作る着物で、作品作りのよう。

奥様の次は旦那様の番。奥様を立てる着物なのか?それとも両方ド派手で行くのか。そこにも2人の関係性が立ち現れるだろう。モロウさんは無論、引き立てる為に、しかし、好きな色を丁寧に選んでいった。
着付けをし終われば、男性は巾着、女性はカゴの小物を手にしていざ修善寺の町へ、この着物で彩りに出かけるのだ。さぁ温泉街へレッツゴー!

修禅寺の空間で温泉を感じる

修禅寺は807年にできた。想像できる?1200年以上前の同じ場所にもうお寺があったなんて。修禅寺はコンパクトな印象がある。手水舎·鐘·本堂が近く囲まれ感を体験するほっとする場所だ。多くの方が驚くであろうことだが手水舎には温泉が出ていて、飲水もOKである。さ、手を清めたら参拝をし、お目当てのお店に行きましょう。

シンボルの橋と甘味処

修禅寺の門前、そして修善寺温泉の中心にあるシンボリックな「渡月橋」。ここを渡れば可愛らしい甘味処「一石庵(いっせきあん)」がある。朗らかな一石庵のご夫婦に迎えられ、2人は隣に並んで座り、修禅寺を眺めながら色彩豊かな甘味を頂くのだ。どれにしようか迷いながらも2人はクリームあんみつと季節のお菓子がつくお抹茶を選んだ。

ガラス越しに修禅寺を見て、たまにクリームあんみつとお菓子をお互いに交換こして。デートって、ほんと、いいですよね、と見ていて思わされるその素晴らしさ。さ、食べ終われば次はガラスの向こうへ、ゆくのです。

お寺の前にいるあの人と最高の時間を

再び渡月橋を渡り修禅寺側へ行くと誰もが「乗ってみたい」と思う憧れの人力車が。俥夫(しゃふ)は島川さんといい、この辺では「しまちゃん」で通っている頼れるお兄さんだ。旅に刻まれるのは景色だけではない。旅先での会話はとても大事なピースである。人力車での旅の想い出は2人にとっても貴重な体験だったに違いない。

ミシュランガイド2つ星の竹林の小径へ

人力車を降りたら竹林の小径へ。鮮やかな緑に包まれる、誰しも長居したくなる空間だ。上から見たらまん丸のベンチは、まさにこの竹林の小径の竹を切り出して作られている。ぜひここでは寝転がって竹と青空のコラボレーションをお楽しみいただきたいと思う。気持ちの良い視界と身体の伸び具合に起き上がりたくなくなることは言うまでもない。

ぽんぽん、ジャラ~なリズミカルな時間

竹林の小径を出るとすぐに一面ガラス張りの店が立ち現れる。このお店、中を見ずにはいられない。「柳川」というスマートボールと射的のお店だ。前を通れば「やる?どうする?」と必ず相手に聞きたくなるお店の一つだと思う。それへの答えは「よし、やってみよう。」である。
中に入るとどうぞと席に案内してくれる。スマートボールの白い球はもう製造していない貴重なものだそうで、音からモノから空間すべてのレトロをこの場で是非浴びてほしい。
この遊戯のコツは「とにかくリズミカルにどんどん打つこと」だそうで、狙ってゆっくり打てば打つほどどういうわけか穴には入りにくいらしい。
いざやってみると確かにそうで、モロウ夫婦も教えに従いリズミカルに打ち続ける。時おり穴に入っては「ジャラー」と球が出てくるがこの喜びに断続的なほほえみも球と一緒に出続けた。これでもかとスマートボールで遊びきれば、そろそろいい時間だ。今日から宿泊であればこの辺でアーリーチェックインに足を向けてもよいだろう。

2人のひさびさのデートはこの後もまだつづくだろう。初めて尽くしのモロウ夫婦の修善寺デート、みなさんもぜひ旅の参考に。

📷2023年11月15日撮影
※菊飾りの設置時期は例年10月上旬~11月中旬です。

~~ このレポートを作ったのは? ~~

📝: さとあや|さとやまつくる㍿ Aya Sato
📷: 齋藤洋平│観光カメラマン

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