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「いずタビPickUp!レポ」では、こちらに掲載されているところに足をはこび、感じたこと体験したことをしたためます。
もしあなたがダイビングをしたことがなければ「スキューバダイビング」と聞いて、何を思い浮かべるだろうか?
とんでもないネアカ(ねっから明るい性格の人)がやるもの?カラフルな熱帯魚?ライセンスが必要?
上記はスキューバダイビングをしたことない歴42年の筆者が連想したことである。
今回そんな”ハイパーネアカ”さんが海に潜るイメージのダイビングに初挑戦するのは…、いたって普通そうに見える飯田さんと杉山さんだ。好青年、そして可愛らしい女性で今日が初めてのダイビングだという。「緊張してる?」の問いかけに「まったくしてません」と爽やかにニコリの飯田さん。「緊張してます!泳ぐのは高校の授業以来なので大丈夫かな…」と不安げに杉山さん。何かの初体験というのは人それぞれの反応があるものだ。
「おはよーございます。」時間になり土肥ダイビングサービスの金原(きんぱら)さんが飄々と現れた。私のイメージするネアカ族!という見た目だが、話し方がとってもキュートでユニークだ。まずはダイビングをするにあたって書類の記入と、基本知識を学ぶ。金原さんの話はとても面白くてクスクス笑いながらも和やかに説明がなされていった。
さあついに、あの黒いやつにくるまれる時間がやってきた。そう!ダイビングスーツだ。ちなみにダイビングスーツの下には水着を着る。着ないでスーツを着ると、海から帰って来た時に、外のシャワーで全裸になることになってしまう!!なのでとてもお勧めしない(笑)
保温性が高いスーツが故、強度も高いので着る時は少しコツがいる。ちょっとだけ「うぬぬ」となるけれど、大丈夫、着られない人はいない。後ろにチャックがあるので仲間と閉めあって、いざ入り江へ移動だ!
土肥ダイビングサービスから数分歩くとダイビングスポットが見えて来た。
「わー!!!キレイ!!!」
陸から見る土肥の海は透き通ったエメラルドグリーンで、気分があがるあがる!
海は目の前!そこにTHEダイビンググッズが並んでいた。
中でも一番の存在感はやはり空気の入ったあのボンベだ。映画やドラマで見るあのタンクは軽々背負っているように見えるのだが、とんでもない。めちゃくちゃ重い!!いや、自分の筋肉が衰えているのか?!と気分が下がる筆者。しかし容赦なくグッズ装着は続く。お次は浮かないように腰に重りを。グローブを。水中マスクを。足ひれを!
あっという間にイメージ通りのダイバーになったのだ!ほーら!気分があがってきた!
2人を見ると緊張の表情を見せながらも未知の世界にわくわくしているようだ。
チャプチャプ…。いざ海の中に入ると驚いたことがある。水には空気がないんだった!海中では足2本で立たないんだった!ということだ。
口に「シュコー…シュコー…」と空気をもらう装置をつけている。事前に「海中では口呼吸」と教わったのに、嗚呼…、どうしても鼻で息を吸おうとするのが人間だ。
常識が常識でなくなる瞬間を身体全体で受け止める瞬間がやってきたのだ!!
2本足で立つことをやめ海を行く。そこから先は土肥の海中は春だった。
ホンダワラという今しか見れない林のように茂った海藻には天然のモズクが巻き付いている。モズクがこんな風に海にあるのは知らなかった。
次から次に変わる海の空間はさっきまで30センチ下にあった海の底が、突然3メートル先になったりする。それは宇宙に来たかのような、空を飛んでいるような不思議な体験だ。そうして私は青や黄色や様々な色の魚と一緒にその空間を泳いでいるのだ。
水中ではホワイトボードを使ってスタッフの方が親切丁寧にガイドしてくれる。このガイドが心強いしたくさんの感動をくれた。
「見て見て」とジェスチャーされ、ボードで教えてくれたのはこの時期しか見られないイカの卵だという。アオリイカの卵もまたホンダワラに産み付けられる。その美しさに目が見開いた。移動しながら見るので時間にすれば10秒も凝視していないと思うが、しっかりと心に刻まれたワンシーンとなった。
これから季節が少し進めばここは求愛の場所となるらしい。土肥の海には四季がありその時々で登場する海のキャストが変わるのだという。
スキューバダイビングはとんでもない“ネアカ”だけがやるものではなかった。誰もが一生に一度はチャレンジしてほしいものだった。それが筆者が一番強く感じたことだ。
そして陸から上がった2人はとてもいい顔で楽しかったと笑った。
初心者さんでも親切丁寧なガイドがつくので大丈夫。
少しでも興味がある人は、ぜひチャレンジしてみよう!心からおススメだ。
所在地 | |
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~~ この記事を作ったのは? ~~
📝: さとあや|さとやまつくる㍿ Aya Sato
📷: 齋藤洋平│観光カメラマン
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