日枝神社は、隣にある修禅寺の鬼門に当たり、もとは修禅寺の山王社(鎮守)で弘法大師の建立といわれています。明治初年(1868)の神仏分離令により分離されました。
境内にそびえる根周り約5.5m、高さ約25mの「一位樫」は、伊豆には珍しい樹木として県の天然記念物になっています。また、2本の杉の根元が一つになっている樹齢800年以上の「夫婦杉」があり、日枝神社は子宝祈願の神社としても有名です。以前は2本の杉の間に階段が設けられ、くぐることができましたが、現在は樹木保護のため階段は外されています。日枝神社境内は源範頼が幽閉されていた信功院があった場所でもあります。厳かな風景の中で心を鎮めて、樹木のパワーを感じてみませんか…。
例祭は毎年10月第3日曜日の前日に行なわれます。修善寺温泉街を中心に、神輿やシャギリの山車が練り歩き、御神酒所では観光客にも御神酒が振る舞われます。
【一願成就のお守り】
日枝神社の社務所で手に入る「一願成就お守り」は、地元産の藁を使った一点一点手作りのお守り。ちりめん細工の色が一つずつ違い、どの色が手に入るかはお楽しみ。ただし、日枝神社の社務所が開くのは週4日ほどで、さらに数量限定のため、なかなか手に入らない激レアなお守りです。社務所が開いていたら是非手に入れてください!
※返納する必要がなく、手元においておけるお守りです。
【縁結び・子宝祈願】
日枝神社の階段の脇に、『玉依の花』と『丹塗り矢』を奉納するための掛所があり、絵馬のように願いごとを書いて結びます。これは玉依姫の丹塗り矢伝説に由来しています。玉依姫にあやかり、『玉依の花』と『丹塗り矢』に願いを込め、縁結び・子宝祈願し成就を願いましょう。
玉依の花と丹塗り矢は、日枝神社のそばにある、レンタル着物街ナビゆるりにて販売しています。
【玉依姫の丹塗り矢伝説】
大山咋神(おおやまくいのかみ・日枝神社の御祭神)がある日、狩りの際に放った矢が小川に落ちて流れてしまった。それを、建玉依姫(たけたまよりひめ)が川で見つけ持ち帰り、その美しい丹塗り矢(赤く塗られた矢)を床のそばに置いて毎夜ながめていたところ、いつの間にか妊娠して神の子(賀茂別雷命)を生んだ。丹塗り矢は大山咋神の化身であった。
所在地 | 〒410-2416 静岡県伊豆市修善寺 |
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電話番号 | 0558-72-2501(伊豆市観光協会修善寺支部) |
URL | http://www.shuzenji-kankou.com/(伊豆市観光協会修善寺支部) |
駐車場の有無 | なし(近隣の有料駐車場をご利用ください) |
参拝時間 | 参拝自由(社務所は不定期営業) 日没~23時頃迄は赤い糸のライトアップを行っています。 |
オススメ体験 | 修善寺温泉を着物・浴衣で散策 ▶ご予約はこちら ▶散策レポはこちら |
アクセス | 伊豆箱根鉄道修善寺駅より修善寺温泉行バス 7分 終点「修善寺温泉」下車、修禅寺方面に徒歩3分 |